京都紫野は、京都市内から北へ車で15分ほど郊外へ。表千家や裏千家の本拠地もある落ち着いたエリアです。
紫野でもひときわ大きな寺院である大徳寺の一角に高洞院はあります。静かな境内に足を踏み入れた瞬間から別世界へ。。。
突き当たりのかやぶき屋根の門までまっすぐに延びた石畳と竹林のアプローチ、その上からそそぐ優しい光。どこかから聞こえてくる絶え間ない鳥のさえずり。自然と調和しながらも、人の手で作り出す優しい空間は、ミスリンの美意識に通じているのです。
本堂の広間はくつろぎのスペース。庭を眺めながら、広間の畳にいつまでも座っていたい気持ちになります。
利休邸より移築された書院につづく茶室<松向軒>は秀吉の北野大茶会に用いられたものを移したと伝えられています。秀吉といえば金の茶室のイメージですが、質素でシンプルな茶室でした。
こちらの写真は雑誌25ansにて、Noriko Maeda のフォト日記に掲載されたもの。気持ちを澄まして心と向かい合いたい「癒しの宇宙」を感じる、早春の京都より「土かべの色が美しい高桐x」と直筆で書かれています。
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